こんにちは。きなこです。
本日はコーチングコースで使うアルクの大ヒット商品キクタンの使い方解説します。
きなこの英語に関する実績は下記のとおりです。
- 旧帝国大学文学部言語学専攻
- カナダ留学経験あり(1年半)
- TOEIC985点取得
- 英検準1級取得
- IELTS Overall7.0
Listening8.5 Reading 6.5 Writing 6.0 Speaking 6.5※Readingでは最高8.0を得点
主な職歴は教育行政公務員ですが、国立大学研究員時代、国際労務担当として海外の労働法調査など行っていた経験があります。
また、日本語教師資格と英語の中高教員免許(一種)を保有しています。
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目次
キクタンとは?その特徴と効果的な復習方法
キクタンシリーズは、語学教育出版の老舗企業アルクの大ヒット商品です。
リズムと音楽に乗って単語を覚えるのが特徴のコンテンツです。
※TOEIC以外にも日常会話など様々なシリーズが展開されています。
最大の利点は隙間時間に苦痛なく聞ける気軽さ。
一日の学習量は8語に抑えられています。
また、忙しさによって学習モードも5段階で選べる仕組みです。
選択肢の範囲はレベルによりますが、こんな感じです。
❶聞き流しで単語の定義を覚える
↓
❷フレーズで単語を覚える※500点のみ
↓
❸フレーズと単語を書いて学ぶ※500点のみ
↓
❹センテンスで単語を覚える
↓
❺センテンスを書いて学ぶ
なお、単語暗記で重要なのは、一気に覚えることではなく、何度も繰り返して触れること。
最低3巡は行いましょう。
それでは、次の章からコーチングコース生さんにオススメの使い方をご説明します。
Step1:単語の定義を覚える
キクタンを使うオススメの勉強時間帯は?
社会人などが勉強をする場合、隙間時間の活用は非常に重要です。
例えば、夕食後など、勉強のために生み出す時間はイベントなどが入ってしまえば、簡単に消えてしまいます。
しかし、隙間時間は消えません。
どんなに忙しくても、通勤でぽっかり空いた時間は残ったままです。
つまり、クリスマスなどイベントが目白押しの年末でも、隙間時間だけは勉強するようにすれば、細々と継続ができます。
さて、キクタンですが、通勤や職場の昼食時間など、隙間時間活用がオススメです。
TOEICPart7の演習と違って、途中邪魔が入ったとしても、中断が容易だからです。
TOEICのPart7の演習だったりすると、電車の乗り降りごとに集中力が削がれたりします。
あなたの隙間のルーティンにキクタンを入れてしまいましょう。
Step1:単語の定義を覚える
Check1「チャンツ」を音声(無料)またはアプリ学習で聞いてください。
チャンツは日本語と英語を交互で読み上げる繰り返しの部分です。
1.解説テキストを見て「綴り、意味、発音記号」を確認
ノートやカレンダー、スマホなどで学習した日付を記録してください。
例)Day1→12/25(金)
日本語の意味を確認する際は、核のイメージを掴み、派生させることを意識しましょう。
Googleなどで画像検索し、イメージを視覚化することも効果的です。
また、単語を見る際、語源も意識して確認してください。
語源など単語の覚え方のポイントになる考えはこちら
2.テキストを見ながら聞く
1つのDayの音再生をループ再生モードにしておきましょう。
Abceedの設定
音声(無料)→該当のDay
2)相互の→ボタンを押し、①と数字が付くと、そのDayのループ再生になる
3)一通り聞く。
綴りと音のずれを感じるような場合、発音記号をよく見る
3.テキストを見ながら聞いて発声(2巡目)
英語の読み上げ(テキスト見る)の後に、
テキストを見ないで発声
発声の際は、日本語の意味を頭に思い浮かべて
例)
音声「Budget」
発声「Budget(「予算」という日本語を聞きながら)」
音声「Budget」
発声「Budget」
4.テキストを見ながら、音をかぶせて発声(3巡目)
上記の音読を、音声とほぼ同時に発声してください。
音と綴りのずれを意識しながら発声しましょう。
5のシャドーイングもそうですが、難しい場合は0.7倍速まで緩めても構いません。
5.テキストを見ないで、音を少しかぶせて発声(4巡目)
テキストを見ずに、音声は追いかける感じで発声してください。
聞こえてくる音の再生に意識を注いでください。
6.綴りながら発声(5巡目以降)
手が動かせる状況であれば、音を聞き、綴りながら、発声してみましょう。
何度も繰り返し、腑に落ちる段階まで来れると理想的です。
番外編:車通勤などでテキストが見られない場合
通勤の隙間時間で利用したいのに、車だからテキストが見られない!という方には複数のDayを復習で聞き流しするのがおすすめ。
単語の復習は概ね、1週間毎、1か月後をオススメしています。
数日かけて、Day1~10について、STEP1~5を行った後、復習にまとめて聴くといった利用方法です。
設定を「自動遷移」にしておいてください。
自動で次のDayに移ります。
※キクタン500:きなこの携帯では「アプリ学習」でこの設定が有効になりませんでした。
音声(無料)から入ると、有効になったので、
同じ現象が起きた方は試してみてください。
Step2:フレーズで単語を覚える
フレーズ対応しているのは、TOEICですとキクタン500のみです。
Abceedでは、Check2の「フレーズ」を音声(無料)で聞いてください。
アプリ学習ではチャンツの音声と合体してしまっているため、聞きづらいです。
音声の方で聞きましょう。
流れはほぼCheck1と同じです。
1.解説テキストを見て「綴り、意味、発音記号」を確認
2.テキストを見ながら聞く
3.テキストを見ながら聞いて発声(2巡目)
4.テキストを見ながら、音をかぶせて発声(3巡目)
5.テキストを見ないで、音を少しかぶせて発声(4巡目)
6.綴りながら発声(5巡目以降)
ただし、単音の発音にまだ自信がない方(目安はELSAスコア60%未満)は、オーバーラッピングやシャドーイングはしなくても構いません。
きなこより、カウンセリングの結果などで開始を指示します。
なお、例文全てに発音記号がないので、ターゲット単語以外の発音が正確に分からず困っている方は、こちらの方法で調べてください。
一番左の虫眼鏡マークを押すと、辞書へ移行。
「>」を押すとさらに詳細で、音声や意味が確認できる。
※左から二番目は単語帳登録機能
Step3:フレーズと単語を書いて学ぶ
フレーズ対応しているのは、TOEICですとキクタン500のみです。
Check3をアプリ学習で問いてください。
このステップではまず、Check2で確認したフレーズを書き込みます。
単語の覚え方の記事で「単語の覚え方❸必勝!単語帳の使い方の手順」で書いたうちの、「綴り(手)で覚える」や、「英作文」に近い効果があります。
次のステップで行ってください。
❶アプリ上で入力せず、紙に自分で書きながら発音。
❷音声を聞いて答え合わせ
一般的には鉛筆等の方が記憶に残りやすいとは思います。
Step4:センテンスで単語を覚える(キクタン600以上)
キクタン500のレベルの場合は、Check4と5に該当しますが、センテンスは行わなくても構いません。
キクタン600以降の場合は、Check2と3に該当します。
流れは下記の通りです。
1.解説テキストを見て「綴り、意味、発音記号」を確認
2.テキストを見ながら聞く
3.テキストを見ながら聞いて発声(2巡目)
4.テキストを見ながら、音をかぶせて発声(3巡目)
5.テキストを見ないで、音を少しかぶせて発声(4巡目)
6.綴りながら発声(5巡目以降)
キクタン600以降には、キクタン500Check3のフレーズの機能で提供されていたような「書き取りの練習」は付いていません。
ですので、ご自身次のステップで行ってください。
❶一文を黙読し、その直後、紙に自分で書きながら発音
一文を途中で何も見ず、書き切る方法はシャドーイングの筆写版と呼ばれることも。
記憶に定着しやすいのでチャレンジを!
または、音声を聞きながらのディクテーションに代えてもよい。
❷音声を聞いて答え合わせ
すでにお話ししたとおり、例文全てに発音記号がないので、ターゲット以外の単語の発音が正確に分からず困っている方は、こちらを使ってみてください。
STEP5:復習の仕方
1回で完璧に覚えるよりも、繰り返し触れることが大切です。
3巡は同じ作業をする他、1日後と1週間後に復習をしてください。
記憶を取り戻すための復習時間は日を追うごとに、少なく済むことが研究結果で分かっています。
少しずつ負担が減っていくのをイメージしてください。
一日後と一週間後の復習は音を飛ばす操作が面倒でなければ、覚えていない単語のみで構いません。
1日後
単語の内容を確認し、音声に続いて音読ということですね。
音読時に綴る方法も有効です。
Check1
1.解説テキストを見て「綴り、意味、発音記号」を確認
2.テキストを見ながら聞いて発声(2巡目)
3.テキストを見ながら、音をかぶせて発声(3巡目)
オーバーラッピング
4.テキストを見ないで、音を少しかぶせて発声(4巡目)
シャドーイング
次にフレーズまたはセンテンスを音読してください。
3,4はELSAスコア60%未満の方については、テキストを見ずにリピート音読でもOKです。
Check2
1.解説テキストを見て「綴り、意味、発音記号」を確認
2.テキストを見ながら聞いて発声(2巡目)
3.テキストを見ながら、音をかぶせて発声(3巡目)
オーバーラッピング
4.テキストを見ないで、音を少しかぶせて発声(4巡目)
シャドーイング
1週間後
音読時に綴る方法も有効です。
3,4はELSAスコア60%未満の方については、テキストを見ずにリピート音読でもOKです。
Check2(フレーズ)
1.解説テキストを見て単語の「綴り、意味、発音記号」と
フレ―ズを文字で確認
2.テキストを見ながら聞いて発声(1巡目)
3.テキストを見ながら、音をかぶせて発声(2巡目)
オーバーラッピング
4.テキストを見ないで、音を少しかぶせて発声(3巡目)
シャドーイング
サイクルで回す
全Chapterが終了したら、また初めのChapterに戻り同じことを繰り返します。
「覚えていない単語のみ」で構いません。
TOEICに効くキクタンの使い方のまとめ
キクタンを使った単語の覚え方についてまとめました。
キクタンとは?その特徴と効果的な復習方法
最大の利点は隙間時間に苦痛なく聞ける気軽さ。
一日の学習量は8語に抑えられている。
また、忙しさによって学習モードも5段階で選べる。
❶聞き流しで単語の定義を覚える
↓
❷フレーズで単語を覚える※500点のみ
↓
❸フレーズと単語を書いて学ぶ※500点のみ
↓
❹センテンスで単語を覚える
↓
❺センテンスを書いて学ぶ
STEP1:聞き流しで単語の定義を覚える
キクタンを使うオススメの勉強時間帯は隙間時間
1.解説テキストを見て「綴り、意味、発音記号」を確認
日本語の意味は、核のイメージを掴み、派生させることを意識
Googleなどで画像検索し、イメージを視覚化することも効果的
また、単語を見る際、語源も意識して確認
2.テキストを見ながら聞く
ループ再生にして、一通り聞く。
綴りと音のずれを感じるような場合、発音記号をよく見る
3.テキストを見ながら聞いて発声(1巡目)
英語の読み上げの後に、発声
発声の際は、日本語の意味を思い浮かべて
4.テキストを見ながら、音をかぶせて発声(2巡目)
上記の音読を、音声とほぼ同時に発声
音と綴りのずれを意識しながら発声
5.テキストを見ないで、音を少しかぶせて発声(3巡目)
テキストを見ずに、音声は追いかける感じで発声
聞こえてくる音の再生に意識を注ぐ
この後、綴りながら発声もGOOD
■番外編:車通勤などでテキストが見られない場合
複数のDayを復習で聞き流しするのがおすすめ。
STEP2:フレーズで単語を覚える
キクタン500のみ
流れはほぼSTEP1と同じ
STEP3:フレーズと単語を書いて学ぶ
キクタン500のみ
紙に書いて手を動かして書きながら、一緒に発音
STEP4、5:センテンスで単語を覚える
キクタン500のレベルの場合は、センテンスはなくてもOK
キクタン600以降は、
1.解説テキストを見て「綴り、意味、発音記号」を確認
2.テキストを見ながら聞く
3.テキストを見ながら聞いて発声(2巡目)
4.テキストを見ながら、音をかぶせて発声(3巡目)
5.テキストを見ないで、音を少しかぶせて発声(4巡目)
6.綴りながら発声(5巡目以降)
その後、ディクテーションを下記の流れで
❶一文を黙読し、その直後、紙に自分で書きながら発音
一文を途中で何も見ず、書き切る方法は
シャドーイングの筆写版と呼ばれることも。
記憶に定着しやすいのでチャレンジを!
または、音声を聞きながらの
ディクテーションに代えてもよい。
❷音声を聞いて答え合わせ
STEP6:復習の仕方
「覚えていない単語のみ」でOK。
復習スケジュール ※復習時間の手間は減っていく
1日後、1週間後 そして、最低3巡
■1日後
Check1及び2(単語とフレーズまたはセンテンス)を使い、下記の流れを行う。
1.解説テキストを見て「綴り、意味、発音記号」を確認
2.テキストを見ながら聞いて発声(2巡目)
3.テキストを見ながら、音をかぶせて発声(3巡目)
オーバーラッピング
4.テキストを見ないで、音を少しかぶせて発声(4巡目)
シャドーイング
■1週間後
Check2(フレーズまたはセンテンス)を使い、下記の流れを行う。
1.解説テキストを見て単語の「綴り、意味、発音記号」と
フレ―ズを文字で確認
2.テキストを見ながら聞いて発声(1巡目)
3.テキストを見ながら、音をかぶせて発声(2巡目)
オーバーラッピング
4.テキストを見ないで、音を少しかぶせて発声(3巡目)
シャドーイング
■サイクルで回す
全Chapter終了後、STEP1-5
単語の覚え方の記事でもお話ししましたが、一番のコツは繰り返し触れることです。
何度も何度も繰り返して長期記憶に留めていきましょう!