こんにちは。
元ワーママ公務員のきなこです!
作文って昔から苦手なんだよな・・・
それに、○○市を魅力的にするための施策を考えよ、
なんていいアイディアが浮かばない・・・
安心してください。
論文試験は「斬新なアイディア」でなくてもいいんですよ。
論文試験は正しい文章の書き方さえ知っていれば、合格圏内に入ることができます。
この記事では、3回公務員試験に合格した元公務員で、旧帝の文学部を卒業した私が作文のコツをお話しします。
なお、管理人のきなこは
国家公務員1種(国家公務員総合職)の一次合格含め
3回公務員試験に合格した経験があり
再現性の高いノウハウを持ち合わせています!
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目次
公務員の論文試験で求められていること
冒頭でもお話ししましたが、公務員試験の論文で重要なのは、斬新なアイディアが出せるかどうかではありません。
一番重要なのは論理的な文章が書けるかどうかです。
つまり、下記の二点を知っていることが重要です。
- 作文のルール
- 作文の上での論理展開
公務員の仕事において、独創性はあまり求められていません。
もちろん、全てにおいてルーティン作業を機械的にこなすのが仕事という訳ではありません。
創造性が求められる場面も当然あります。
しかし、国会や議会で決められたことを忠実に遂行していくのが、公務員の主な役割です。
作文能力は、決められたことを分かりやすく正確に、国民・市民に伝える局面で求められるもの。
そこを見失わないようにしましょう。
それでは、次の章から作文のルールと論理展開について見ていきましょう。
公務員論文試験に!作文のルールと論理展開
作文のルール
学校でも習ったはずの「作文のルール」
形式を重んじる公務員の実務の世界では、「ルールを守って書く」ことは、一つの重要ポイントです。
(実際の業務では公文書のルールが定められており、もっと複雑です、笑)
意外と頭から抜け落ちていることがありますので、おさらいしましょう。
作文のルール:
❶基本原則
- 制限文字数は厳守(8~9割程度は書く)
- 段落の冒頭は一マス空けて書く
改行して新しい段落に入った場合も同じ - 行の冒頭のマスに句読点「。、」は書かない
直前の文字と同じマスに書く - です、であるの文体は統一する
- 小さいひらがな(っ、ゃ、ゅ、ょなど)は
行の冒頭でもOK
直前の文末と同じマスに書いてもOK - 「」の会話は改行して、
新しい行の冒頭から書く - 「!、?」などの感嘆符はできるだけ使わない
❷数字
- ヨコ書きは、1マスに2つずつ数字を書く
- タテ書きは、漢字が原則だが、例外もある
例)西暦など 二〇二〇
150円など 百五十円
❸英文字
- ヨコ書きは、大文字が1マス、
小文字は1マス2文字 - タテ書きは、1マス1文字ずつが原則
長文で読みにくい場合は、
アルファベット部分だけ横書き
上記が全部網羅されている訳ではありませんが、図解付で分かりやすいので、下記のサイトも参考にしてください。
第一小論Net「原稿用紙の書く際の注意点」
作文の論理展開
序論、本論、結論の3部構成で、一貫した論理が主張されていることが大事です。
一般的にはこういう流れを取ります。
❶序論:
問題文を踏まえて、テーマの提起
❷本論:
序論で述べた問題点の解決策や説明
❸結論:
総まとめ
そんなあなたのために、公務員試験の小論文のテンプレートをご用意しました。
公務員小論文試験のテンプレート
公務員試験の小論文で出題される形式は2パターン。
2パターンそれぞれの必勝テンプレートを、3回公務員試験に突破した元公務員きなこが作成しました。
テンプレートに載せて、課題とその解答例を示しながら、解説しています。
作文が苦手な方も指針があれば、流れに沿ってスラスラ書くことができます。
途中までは無料で読めますので、(無料部分は一部分、本ブログの記事と重なっています)
2パターンの型とは何か?無料部分で解説しています。
ぜひ確認してみてください。
https://note.com/kinaco_english/n/nc2270a3612bc
公務員小論文試験の対策
時事対策を日頃から行う
時事は筆記試験でも出題がされますし、論文や集団討論、面接でも話題になる分野です。
日々、新聞やニュースに目を通して、社会情勢にアンテナを張りましょう。
また、用語暗記や近年の重要事項を把握するには、次の問題集がオススメです。
公務員試験 速攻の時事
私はひたすら隙間時間に読んだり、大事な部分に緑マーカーを引いて、赤のシートで隠して、暗記したりしていました。
過去の出題例を把握する
公務員で取り上げられやすいテーマというのは、存在します。
従って、過去の問題例は把握する必要があります。
上記の冊子はクレアールという公務員予備校が発行している無料の冊子の一部です。
約50ページに渡り、公務員試験の仕組みや試験内容が解説されており、
「論文試験の過去の出題例」や「集団討論のテーマ」、「面接の質問例」も掲載されています。
多数の自治体の過去の出題例や傾向を把握するのに便利です。
数量限定の配布となっているので、配布が終わる前に入手するようご注意ください。
論文対策の添削サービスについて
上記でご紹介した予備校のクレアールでは「論文試験対策のみの講座」が受講可能です。
小論文対策は添削2回付きで、25,000円となっています。
他の予備校ではあまり見られない珍しいサービスです。
客観的な視点で添削を受けるのはよい機会です。
特に、公務員試験のノウハウが蓄積されている専門家からのフィードバックは参考になるでしょう。
作文嫌いに効く!公務員試験の論文の書き方のまとめ
以上、公務員試験の論文対策のコツをまとめました。
公務員の論文試験で求められていること
論理的な文章が書けるかどうか
次の二点を把握すべし
- 作文のルール
- 作文の上での論理展開
作文のルールと論理展開
■作文のルール
❶基本原則
- 制限文字数は厳守(8~9割程度は書く)
- 段落の冒頭は一マス空けて書く
改行して新しい段落に入った場合も同じ - 行の冒頭のマスに句読点「。、」や
鍵かっこ「」は書かない
直前の文字と同じマスに書く - です、であるの文体は統一する
- 小さいひらがな(っ、ゃ、ゅ、ょなど)は
行の冒頭でもOK
直前の文末と同じマスに書いてもOK - 「」の会話は改行して、
新しい行の冒頭から書く - 「!、?」などの感嘆符はできるだけ使わない
❷数字
- ヨコ書きは、1マスに2つずつ数字を書く
- タテ書きは、漢字が原則だが、例外もある
例)西暦など 二〇二〇
150円など 百五十円
❸英文字
- ヨコ書きは、大文字が1マス、
小文字は1マス2文字 - タテ書きは、1マス1文字ずつが原則
長文で読みにくい場合は、
アルファベット部分だけ横書き
■作文の論理展開
❶序論:
問題文を踏まえて、問題提起
論はこの順序で深める
❶定義、❷理由を明らかにした上で、❸問題点
❷本論:
序論で述べた問題点の解決策
論はこの順序で深める
❶解決策の概要、❷❶の根拠、❸解決策の具体例
❸結論:
総まとめ
公務員論文試験の対策
■時事対策を日頃から行う
日々、新聞やニュースに目を通す
速攻の時事で用語暗記もオススメ
■過去の出題例を把握する
公務員予備校クレアールの
無料の公務員ハンドブックが便利
■論文対策の添削サービス
適宜利用
作文では難しいことを書こう!と思わなくてもよいのです。
論理的で分かりやすい文章さえ書ければ問題ありません。
(過度に偏った思想を書いてしまうと問題は出てきます。
無難な内容であれば問題ないです!)
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
この記事があなたの公務員試験合格につながっていくこと、祈っています!