こんにちは。元ワーママ公務員のきなこです。
英語を使う公務員のうち、今日は外交官について紹介します。
きなこは、TOEIC985点取得し、3つの公務員組織で仕事をしてきた元公務員です。
きなこ自身が英語を生かして仕事をしていた日々など
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目次
外交官とは
外交官とは外務省本省と世界各地の大使館・総領事館・政府代表部に勤務し、外国との交渉や文化交流、情報分析や邦人保護活動を行う公務員です。
単に外務省に所属のある職員という捉え方もありますが、「外交官」と呼ぶと、一般に「外務省の総合職員と専門職員」を指すことが多いです。
外務省の職員には一般職もありますので、ここでは広義の「外交官」を取ることにします。
外交官(外務省職員)の採用方法
外務省職員の採用方法は下記の通りになります。
専門職員は「外務省」の試験を受けますが、その他の職種は「人事院」の国家公務員試験を受けるのが大きな特徴です。
一般職はさらに大卒程度・高卒程度、両方の試験があります。
試験名 | 試験実施団体 | 試験合格後 | |
専門職員 | 外務省専門職員 採用試験 |
外務省 | 外務省が採用先 |
総合職・一般職 | 国家公務員 採用試験 |
人事院 |
官庁訪問を経て、内定を得た官庁が採用先 |
試験実施団体が異なるものの、「外務省専門職員」も国家公務員に変わりはありませんので、当然、国家公務員総合職・一般職と同じ給料体系や福利厚生が適用されます。
外交官(外務省職員)の職務内容
各職種の職務内容における主な違いは下記の通りです。
職務内容 | |
総合職 | 主要国の大使や外務省の幹部候補 |
専門職 | 研修で習得した言語と関連する国・地域のスペシャリスト |
一般職 | 会計、営繕、通信、領事事務(適性に応じて広報や経済交流に携わることも) |
※5~6年毎に本省(日本)と在外公館(海外)を行き来するが、一般職は国内外を行き来する頻度が他職種より低いケースもあります。
どの職種も在外公館(大使館・総領事館・政府代表部)で勤務する機会が与えられていますので、英語使用頻度は高いです。
しかし、求められる英語の運用能力は、職務内容から考え、総合職・専門職>一般職ということが言えます。
職種毎に期間は異なりますが、言語の研修があります
英語以外の外国語を選んだ場合は、その外国語を使うケースもあります。
外交官(外務省職員)の給与
外務省職員は国家公務員ですので、国家公務員の給与体系になります。
人事院のウェブサイトおよび職員募集要項によると、大学卒業してすぐ就職した場合の、初任給は下記の通りです。
※2020.4.15時点での情報です。 法律改正によって変動します。
総合職(大卒) 232,840円
専門職・一般職(大卒) 225,840円
人事院が発表している平成30年国家公務員給与等実態調査の結果から、役職者とそれ以外の平均月給の違いを見てみましょう。
行政職俸給表(一) 約41万円 ※課長級までの職員
指定職俸給表 約100万円
Ⅱ種は大卒程度、Ⅲ種は高卒程度の一般職を指します。
専門職はⅡ種と初任給の格付けが同じであるため、Ⅱ種級ですが、専門性の観点から、出世スピードには一般職とまた差があるかもしれません。
さて、平成30年度国家公務員給与等実態調査結果によると、指定職の全人数は915人です。
ノンキャリから指定職ポストにつけたのはわずか24人です。
年齢を重ねれば、大きく差が開いていくことが分かりますね。
平成29年度末におけるⅡ種・Ⅲ種等採用職員の幹部職員(本府省課長級以上)の在職者数
は、指定職ポスト24人、本府省課長等121人、地方支分部局長等37人、外務省(大使・総領事)74人で、計256人となっている出典:人事院 平成30年度 年次報告書
将来的な給与面のことも視野にいれながら、選択するとよいでしょう。
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外交官(外務省職員)になるには、まとめ
外交官(外務省職員)になるための情報をまとめました。
外交官とは外務省本省と世界各地の
大使館・総領事館・政府代表部に勤務する外務省職員
採用形態は主に三つ
- 外務省の専門職員試験
- 国家公務員の総合職試験
- 国家公務員の一般職試験(大卒/高卒)
各外務省職員の職務内容
- 総合職:主要国の大使や外務省の幹部候補
- 専門職:研修で習得した言語と関連する国・地域のスペシャリスト
- 会計、営繕、通信、領事事務
外務省職員の給与は国家公務員の給与体系
総合職/一般職・専門職は初任給は月7,000円位の差
役職が付くと月給において60万程度の差が開く
外務省の職員として活躍するには試験突破時はもちろんのこと、仕事に備えて、常に英語力を高めることが必要です。
当ブログの英語学習記事を役立ていただければ幸いです。