こんにちは。きなこです。
音読すると発音が良くなるし、耳が良くなるし
英語も話せるようになるって聞いた!
けど、どうやって勉強したらいいの?
TOEIC惨敗だった社会人の私が地道に毎日学習し、800点台を取得するまでに至った音読学習法も大公開します。
この音読学習は、QQEnlgishという大手オンライン英会話学校企画「私の英語学習法」で116名の応募中3位に入賞した、プロも認める内容です!
私の英語に関する実績はこちらです。
- 旧帝国大学文学部言語学専攻
- カナダ留学経験あり(1年半)
- TOEIC985点取得
- 英検準1級取得
- IELTS Overall7.0
Listening8.5 Reading 6.5 Writing 6.0 Speaking 6.5※Readingでは最高8.0を得点
詳しいプロフィールへ
目次
STEP:1効果的な音読のやり方
音読とは、文字通り音に出して読むこと。
中学校や高校の授業で、教科書を見ながら音読したことがあると思います。
効果的な音読方法がありますので、ご紹介していきます。
❶音読の下準備
音読をする前に次の情報を事前に確認しておきましょう。
- 新出単語の意味
- 新出単語の発音(発音記号)
- 文の意味
下調べなしに読んでも「良く分からないランダムな音の羅列を読み上げる」だけの行為になりかねませんので注意してください。
また、下記のツイートのポイントに従って、音声変化についても書き込んでおきましょう。
音読初心者のあなたへ
発音ルール5つ
とりあえずこれだけ覚えとこ
まとめてみました。基本中の基本、
チェックして音読してね。以前、紹介したテキストに
「発音を読みやすくする
記号を書き込む」方法慣れないうちは
この5つのルールだけでも
マークしてみるといいよ🐶 pic.twitter.com/k2n3UPD7cF— きなこ🐶英語で挑戦する主婦 (@Kinaco_Inu) November 6, 2020
音声変化、詳しくはこちらにまとめています。
単音の発音はこちら
❷音声があれば全体の音声を聞く
音声があれば一度通して聞いてみましょう。
単語単位の発音が分かっても、文全体のイントネーションなどは調べられません。
実際に音読する段階では、できるだけ聞いたものを「再現」するという意識で行いましょう。
❸意識するポイントを分けて発音
音読は複数回行うことを推奨しますが、1つのポイントを意識して、次の順で行ってみてください。
テキストを見ながら音読する際、
- 単音の発音を意識する
- 音声変化を意識する
- 意味を意識する
❶と❷は同時に行えるなら、それでも構いません。
下準備で書き込んだ音声変化の記号を見ながら、読みましょう。
❹Read, Look up and Say
この方法はある程度慣れてから行うことをオススメします。
または、本文中のうち、重要な文法事項が含まれているものだけ!といった部分的な利用もよいでしょう。
手順は
❶本文を意味のまとまりごとに黙読
Read!
❷顔を上げる
Look up!
❸黙読した箇所を暗唱する
And say!
STEP2:効果的なオーバーラッピング、シャドーイングのやり方
オーバーラッピングとは、テキストを見ながら、音声に合わせて音読を行うことです。
シャドーイングとは、テキストを見ずに、音声に1,2秒遅れて聞き取りながら音読を行うことです。
スピーキングの発音改善だけでなく、リスニング向上にもつながります。
注意点
この学習法を行う際の注意点は、単音の発音があやふやな時点では試みないということです。
また、ディクテーションと併せて行うと大きな効果が得られることは、大手オンライン英会話スクールのQQ English企画「私の英語学習法」で3位入賞した記事にも書きました。
TOEIC600点台から800点台に伸ばした勉強法を記した
「私の英語学習法」の記事はこちら
ディクテーションの記事はこちら
上記の記事にも書きましたが、単音のコツをつかんだ後は
まずは
❶ディクテーション
❷オーバーラッピング
余裕が出てきたら
❸シャドーイング
音声変化のルールを体得したら
❷オーバーラッピング
❸シャドーイング
の2過程のみ、というのがオススメです。
オーバーラッピング・シャドーイングの効果
オーバーラッピングとシャドーイングの効果はほぼ共通しています。
- 音声変化(音の連結、脱落など)のルールが体得できる
- ❶によって発音が改善し、リスニングとスピーキング力が向上する
- イントネーション(文の抑揚)が体得できる
- 英語のリズムが体得できる
- ネイティブスピーカーのスピードに順応できる
また、これらの効果によって、語彙が増える相乗効果も考えられるでしょう。
オーバーラッピング・シャドーイングの手順
私のフルコースは下記の手順でしたが、それぞれ次のようなことを意識していました。
❷+❸のみ行う時も下記を意識してください。
❶ディクテーション
音と文字のかい離を意識に置き、
聞き取れない音を把握する
❷オーバーラッピング
音と文字のかい離を意識しながら発音
❸シャドーイング
❶と❷で体得した感覚を元に
聞こえてくる音の再現に徹底する
それでは手順を説明します。
1.(複数の文の場合は)テキスト見ずに全体通して聞く
前提知識がない状態で、どの程度リスニングができるか、自分の現在地を確認しましょう。
2.テキストを見て、知らない単語や表現、文を理解する。
まず、テキストを見て文全体の意味をチェックし、1で理解した内容とどの程度かい離があるか、把握してください。
次に音読のための下準備として、知らない単語の意味だけでなく、発音をチェックし、文全体の意味を理解しましょう。
STEP1の単純な音読で紹介したように、音声変化のルールを書き込むのもよいです。
そして最後に、通常の音読も一緒に行い、口のウォーミングアップをしておいてください。
3.再度テキスト見ながら全体を通して聞く
再度全体の音を確認してください。
4.オーバーラッピングを行う
テキストを見ながら、音声と一緒に発音してください。
初めのうちは口が回らないはずです。
途中で音声を止めたり、口が回らないところは何度も繰り返したりして行いましょう。
2回行う場合は、STEP1通常の音読で触れたように、意識するポイントを設定するのもよいですね。
発音だけでなく、意味に気を配る回も作ってみてください。
注意点は、文字に釣られて、聞き取った音声を再現していない瞬間がないよう心がけることです。
音声を聞き取った気になり、文字を単に読んでしまうことはあります。
なるべく意識して行いましょう。
また、0.7倍速など、スピードを実際より落としてもでよいか?という質問を頂くことがあります。
私はスピードを緩めてやったことはありませんが、それでもある程度効果はあると思います。
しかし、初めからスピードを緩めるよりは、オーバーラッピングを行う範囲を狭めて、通常スピードで何回か行ってください。
通常スピードで試した後、できないところだけ緩めた速度で試しましょう。
最終的に各種試験で聞き取らなければならないのはネイティブスピードです。
5.シャドーイングを行う
テキストを見ずに、音声に1,2秒遅れて発音してください。
口が回らない場合は、音を止めたりして何度も繰り返してみましょう。
しかし、何を言っているか全く聞き取れず、口も回らない場合は、できるところのみで切り上げて構いません。
その場合は、ディクテーションやオーバーラッピングをメインで鍛えていきましょう。
音声の再生速度の考え方や、複数回行う場合の意識の置き方はオーバーラッピングと同じです。
6.全体を通して聞く
シャドーイングが終わった後は、音声を聞きながら、テキストを黙読してください。
音が聞き取れていたか、再現できなかった音は何か?をチェックしてください。
オーバーラッピング・シャドウイングにオススメの教材
オーバーラッピングやシャドウイングにオススメの教材は、ずばり「英語字幕やテキストがあるもの」です。
それさえ当てはまれば、興味に応じて色んな教材を使っていいと思います。
TOEICを最短で伸ばしたいなら、TOEICの教材が最適です。
リスニング問題を素材に、行っていくとよいでしょう。
日常英会話でしたら、NHKラジオ英会話は安価で毎月素材も変わるのでオススメです。
中級者以上はTED TALKSもおすすめ。
トピックに興味深いものが多く、英語プレゼンの方法という視点で見ても面白いものです。
5分以内の比較的短いものを使用するとよいでしょう。
Transcriptsを「Englsih」にして英語字幕を確認できます。
倍速や緩めたスピードでの再生も可能でスマホ用のアプリもあります。
音読:効果的なオーバーラッピング・シャドウイングやり方のまとめ
効果的なシャドーイング・オーバーラッピングのやり方など音読についてまとめました。
STEP:1 効果的な音読のやり方
❶音読の下準備
- 新出単語の意味
- 新出単語の発音(発音記号)
- 文の意味
- 音声変化について書き込み
❷音声があれば全体の音声を聞く
実際に音読する段階では、聞いたものを「再現」するという意識で
❸意識するポイントを分けて発音
テキストを見ながら音読する際、
- 単音の発音を意識する
- 音声変化を意識する
- 意味を意識する
❹Read, Look up and Say
手順は
1本文を意味のまとまりごとに黙読
Read!
2顔を上げる
Look up!
3黙読した箇所を暗唱する
And say!
STEP2:効果的なオーバーラッピング、シャドーイングのやり方
オーバーラッピング:
テキストを見ながら、音声に合わせて音読を行う
シャドーイング:
テキストを見ずに、音声に1,2秒遅れて聞き取りながら音読を行う
注意点:
単音の発音があやふやな時点では試みない
ディクテーションと併せて行う
単音のコツをつかんだ後は
❶ディクテーション
❷オーバーラッピング
余裕が出てきたら
❸シャドーイング
音声変化のルールを体得したら
❷オーバーラッピング
❸シャドーイング
の2過程のみ
オーバーラッピング・シャドーイングの効果:
- 音声変化(音の連結、脱落など)のルールが体得できる
- ❶によって発音が改善し、リスニングとスピーキング力が向上する
- イントネーション(文の抑揚)が体得できる
- 英語のリズムが体得できる
- ネイティブスピーカーのスピードに順応できる
オーバーラッピング・シャドーイングの手順:
次のことを意識する
❶ディクテーション
音と文字のかい離を意識に置き、
聞き取れない音を把握する
❷オーバーラッピング
音と文字のかい離を意識しながら発音
❸シャドーイング
❶と❷で体得した感覚を元に
聞こえてくる音の再現に徹底する
1.(複数の文の場合は)テキスト見ずに全体通して聞く
2.テキストを見て、知らない単語や表現、文を理解する
3.再度テキスト見ながら全体を通して聞く
4.オーバーラッピングを行う
5.シャドーイングを行う
6.全体を通して聞く
慣れるまではこちらの記事を見ながら、行っていきましょう。
慣れてしまえば、自動的に作業として行えるようになりますので、安心してください。
シャドーイングは元々通訳の訓練で使われていたもの。
私もカナダの専門学校では通訳の先生の指導の下、何度も練習したものです。
ただし、繰り返しにはなりますが、学習段階によるタイミングは間違えないことが肝です。
十分単音のコツをつかんでから、行うようにしてください。