こんにちは。
元ワーママ公務員のきなこです。
公務員って職場内結婚が多いんだよね。
でも、二馬力でギリギリの生活なんじゃないの?
職場以外、出会いもないし不安だな・・・
そんなあなたに。
今日は公務員同士が結婚する場合のメリットとデメリットについてお話しします。
公務員一人のみの収入を考えると、一流企業と比較すれば、「高い」とは言えません。
しかし、公務員同士が結婚すると発揮する強みもあります。
今日は友人や元同僚の実例も交えながら、公務員同士の結婚生活におけるメリット・デメリットをお話ししたいと思います。
目次
公務員同士の結婚のメリット
それでは、まずメリットについて見ていきましょう。
夫婦で育児を協力できる環境が整っている
公務員が育児と仕事を両立するための制度は整っています。
組織によって詳細は異なりますが、一般的な制度を挙げます。
- 育児休業
最大三年まで
2020年度より、男性も1か月間取得が義務化 - 育児短時間勤務制度
一日合計2時間・小学校入学までが一般的 - 一時間単位の有給休暇
あずき子どもの通院で早退!なんて時に便利
- 時差出勤制度
7:30-16:15、8:30-17:15、9:30-18:15…と複数の勤務時間帯が設定されており、標準の8:30以外からも勤務時間帯が選べる制度きなこ夫婦公務員の場合、早出妻、遅出夫とすると、給与減額なく、保育園の送迎ができます - フレックス制度
一定の期間についてあらかじめ定めた総労働時間の範囲内で、労働者が日々の始業・終業時刻、労働時間を自ら決めることができる制度きなこ月曜日は1時間残業した分、火曜日は1時間早く帰ろう、というイメージですあずき「子どもがぐずって保育園行かない、遅刻だ~」なんて時に有給取らなくてもいいのは便利だよね・・・ - 子の看護休暇 (一人につき、年5日)
- 家族の看護休暇 (一人につき、年5日)
※子の看護休暇とは別途、設けられているところもある - 配偶者の出産に伴う休暇
- 育児参加休暇
友人の公務員夫婦は、夫も育休を取得し、「育児短時間勤務」を夫婦ともに取得して、夫婦協力し合って、育児をしていました。
(育児短時間勤務は夫婦共に同じ自治体の公務員の場合、「夫婦で合計2時間」という制限があることもあります。)
公務員の育児環境についてまとめた記事はこちらにもあります。
二馬力が可能なので、平均より世帯年収が高い
子どもが生まれても仕事が続けやすい公務員は、二馬力で家計を維持できるメリットがあります。
それでは、世間一般の世帯年収と公務員二馬力の世帯年収を比較してみましょう。
公務員二馬力の 世帯年収 |
世間一般の 世帯年収 |
約984万円 | 約743万円 |
数字の算出方法は下記のとおりです。
※世間一般の世帯年収:厚生労働省発表の「平成30年 国民生活基礎調査の概況」から「児童のいる世帯」の平均所得金額を抜粋
※公務員二馬力の世帯年収:総務省発表の「平成30年地方公務員給与の実態」から、年間ボーナスを4.5か月分と仮定して、下記のように計算
平均給料月額【全地方公共団体・一般行政職(男)(女)の「32~43歳」の平均】×16.5
公務員同士の結婚のデメリット
それでは、公務員同士の結婚にデメリットは全くないのでしょうか?
家庭と仕事が切り分けられない
職場内結婚した公務員は、職場の人間関係も共有しています。
また、同じ職種であれば、仕事内容が同じこともあったりして、必然的に仕事や仕事での人間関係の話が家庭でものぼります。
職場においても、お互いの評判が筒抜けになりますので、仕事をやりづらく感じる人もいるようです。
プライベートと仕事を完全に切り分けたい人には望ましい状況ではありません。
公務員以外の世界が見え辛くなくなる
夫婦ともに公務員だと、公務員以外の世界、つまり一般企業の世界に疎くなる傾向があります。
景気の動向を受けにくい職業なので、経済の話題も同様です。
親自身が広い視野を持っていないと、子どもの思考に影響が出てしまったり、選択肢を狭めることにもなりかねません。
親自身が、意識的に外の世界に目を向け、アンテナを張り、視野を広げておく必要があるでしょう。
公務員の仕事が辞めづらい
収入面、思考面において、公務員二馬力の夫婦は公務員を辞めることをためらってしまう傾向があります。
収入面においては、二馬力の場合、「平均の世帯収入より多い」ですが、これが一馬力だったらどうなるでしょう?
二馬力の世帯年収を単純に半分にすると、下記のようになります。
公務員一馬力の 世帯年収 |
世間一般の 世帯年収 |
約492万円 | 約743万円 |
全体の平均所得金額の中央値は423万円ですので、世間一般と比べれば恵まれていますが、二馬力で得ていた安心感はなくなります。
また、夫婦とも公務員ということは安定志向が強いため、片方のパートナーが公務員を辞めたい気持ちを理解できないということが起こったりします。
特に子供ができた場合、育児と仕事の両立は不測の事態の連続です。
小学生になって突然、子どもが強迫神経症になってしまい、子どものサポートのために、仕事を辞めざるを得なくなった家庭の例も知っています。
育児以外の理由でも、「やりたいことが他にできた」、など人生の選択は様々あって当然です。
公務員同士の結婚は、共働きが比較的しやすい環境であることは魅力ですが、公務員としての共働きを前提にしすぎて人生プランを組んでしまうと、辛い面があることも事実です。
公務員以外の相手も探してみよう
あなたが今、全くお付き合いしている相手がいないのなら、公務員以外との出会いを求めてみるのもよいかもしれません。
一般企業の中にも、公務員以上の待遇や就労環境がある場合も当然あります。
また、共働きの続けやすさは、パートナーがどれだけ家事・育児に携われるかも問題です。
結婚は条件だけでなく、相性やタイミングもありますので、就活のように、広くパートナー候補を探すのが吉です。
ちなみに、私は婚活でお見合いパーティーに参加しましたが、結論としてはあまりオススメしません。
お見合いパーティーは対面で一列に男女が座り、1,2分話した後、男性側が席を一つずつずれていき全員の人と話します。
その際、印象に残った人や特徴をメモしておきます。
全員と話した最後に印象のよかった相手を三人まで記入して、マッチングが成立するという仕組みです。
けれど、1、2分話しただけでは、人数が多すぎて誰が誰だかさっぱり分からず、無理やり成立したマッチングという印象でした。
特に無料で開かれているパーティーは、あなたが結婚相手に「公務員以上」を求めているなら、あまりふさわしい場ではないでしょう。
学歴、職歴などで審査基準が設けられているかどうか、事前に確認してみてください。
出会いの場がなければ、学生時代の友人を介して自分の属性に近い人を紹介してもらう形が安心です。
友人に紹介してもらえるツテがなければ、利用相手の属性が絞られた、マッチングアプリの利用もよいでしょう。
高学歴男女限定という変わったサービスを提供している【ブライトマッチ】という会社もあります。
公務員同士の結婚のまとめ
公務員同士の結婚についてお話してきました。
公務員同士の結婚のメリット
-
夫婦で育児を協力できる環境が整っている
-
二馬力が可能なので、平均より世帯年収が高い
公務員同士の結婚のデメリット
-
家庭と仕事が切り分けられない
-
公務員以外の世界が見え辛くなくなる
-
公務員の仕事が辞めづらい
公務員以外との出会いも求めよう
友人の紹介やマッチングアプリが安心
この記事があなたを素敵な結婚生活へ一歩近づけることを祈っています。