こんにちは。元ワーママ公務員のきなこです。
学校事務の志望動機って難しいなぁ
教員なら、作りこみやすいんだけど・・・
今日は元学校事務のきなこが志望動機例文について徹底解説します。
この記事でいう「学校事務」とは、地方公務員試験の学校事務枠で採用される学校事務職員のことを指しており、主に公立小中学校に配属される事務職員です。
大学事務職員の志望動機例文はこちらの記事になります。
目次
学校事務の仕事内容
学校事務は、学校のありとあらゆる事務仕事が仕事の対象になります。
ただし、教員も事務仕事を行いますので、自治体や学校によって校務分掌は異なります。
多くの学校において、「経理・人事・管財・庶務」の仕事は事務職員が担当します。
「学校徴収金・就学援助」は教員が担当するケース、事務が担当するケースと分かれます。
小さな会社の総務事務員と思ってもらうと、イメージがしやすいです。
仕事内容はこちらの記事に詳しくまとめました。
残業や職場の実態なども書いてあります。
学校事務の仕事の特徴とやりがい
学校事務職員は教員と比較すると、地道な仕事が多いです。
目立たない仕事でもきちんとやり遂げる気持ちや人をサポートしたいという気持ちを強く持てる人に向いています。
基本的には一人で進めていく仕事が多いため、自分の仕事の進め方にはある程度裁量が持てるという利点があります。
仕事から得られるやりがいや達成感はこんなことがありました。
☑分かりにくい年末調整を「分かりやすく」伝える工夫をし、教員から「書類の書き方で時間を取られなかったので助かった」と言われたとき
☑文具や色紙などの消耗品を分かりやすく整理し、教員に「おかげで授業前に探す労力が減ったよ」と感謝されたとき
☑複雑な社会保険の掛け金の算出の仕組みを理解できたとき
☑決算の月に1円と間違えず、計画通りに執行ができたとき
☑効率的な予算把握の仕組みをエクセルで構築でき、教員から「計画外」の要望が出ても、スムーズに対応できたとき
(授業運営に貢献できてうれしく思った)
子どもと直接接点がある仕事は少ないですが、それでも子供たちの成長を間近で見られるのは教育現場ならではのやりがいを感じます。
苦労して探して購入した「メダカの卵」を一から育て、孵化したメダカに喜ぶ子どもたちの声が聞こえてきます。
「こうやって子どもは成長していくんだな」と感じられ、地道な自分の仕事が着実に教育につながっている喜びを感じました。
教員とはまた違ったやりがいがあることは確かです。
学校事務に求められる能力
学校「事務」職員に求められる能力は、下記が挙げられます。
- 正確に事務を処理する能力
経理処理や人事処理の事務仕事で特に必要です。
- 相手の立場を想像する力
他職種である教員と仕事をするので
「この人はどんな言葉で伝えると分かりやすいか?」
「この人はどんなことで困っているのか?」
想像する力が必要です。サポート能力、コミュニケーション能力とも言えます。
- パソコンのスキル
エクセル・ワードは必須です。
特にエクセルに習熟していると、仕事の効率化につながります。
その分、早く帰れるのでオススメです、笑 - 地道な努力を続ける力
基本的に一人仕事が多いため、黙々と作業を続けることが多いです。
地味な作業も多いので、縁の下の力持ちを苦にしない心が大事です。
「経理に携わるので、簿記は必要ですか?」と聞かれることがありますが、公立の小中学校の会計は単式なのであまり必要ないです。
きなこは簿記3級を取得しましたが、特に役に立った場面はありません、笑
それよりはエクセルの関数を覚えた方が実務上役立ちます。
学校事務の志望動機:合格者の例文を公開!
志望動機は上記の仕事内容や、仕事で得られるやりがいを参考に、自己分析を経て知った自己の強みを踏まえて書きます。
自己分析の詳しい方法はこちら。
ここでは合格者であるきなこの例や友人に聞いた回答例を紹介します。
作成の際の参考にしてくださいね。
教育実習で先生以外の仕事が学校にはあり、そういった仕事も含めて子どもたちを支えていることを知った。
人をサポートしたり、地道にコツコツと努力することが得意な自分自身の特性から、学校事務が向いていると思い、学校事務を目指したいと思った。
教育学部の人は、「教員を目指さないのか?」と必ず突っ込まれます。
自分の特性上、学校事務が向いているということをはっきり伝えましょう。
教育学部で、教員免許を取得しなかったという人もいました。
「学校事務を目指すことにしてから、免許取得をやめた。その代わりに、今後に役立つ教養科目を多く履修して、就職に備えた。」と答えたそうです。
教育を通して、資源の乏しい日本が発展していくための「人材」を育てる貢献をしたい。
これまでの事務職経験と、相手の立場に立ってサポートできる能力を活かして学校事務として生涯キャリアを築いていきたい。
学校事務の志望動機まとめ
学校事務の志望動機作成に役立つ情報をまとめました。
学校事務の仕事内容
学校のありとあらゆつ事務仕事
「経理・人事・管財・庶務」を担当
「学校徴収金・就学援助」は学校によって教員が担当することも
学校事務の仕事の特徴とやりがい
地道な作業が多いが、一人で進める仕事が多いので進め方に裁量が持てる
事務処理を完成させた達成感、人から感謝される喜びを感じられる仕事
子どもの成長も間接的に支えることができる仕事
学校事務に求められる能力
- 正確に事務を処理する能力
- 相手の立場を想像する力
- パソコンのスキル ※特にエクセル
- 地道な努力を続ける力
学校事務の志望動機
例文を参考に、説得力ある動機を考えて!
教育学部卒の場合は、教員を目指さない理由をしっかりと述べる。
志望動機はあなたがどれだけ学校事務になりたいか、熱意を伝えるための手段です。
しっかり自分の中で落とし込んで、面接官にアピールをしてくださいね。
今日も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。