英語の品詞の見分け方をやり直し【TOEIC985点取得者が解説】

こんにちは。きなこです。

今日は英語の品詞の見分け方について勉強しましょう。

TOEICのPart5や6、公務員試験の文章理解「空欄補充」のパターンの問題にも役立ちます。

 

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主な職歴は教育行政公務員ですが、国立大学研究員時代、国際労務担当として海外の労働法調査など行っていた経験があります。

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英語の品詞とは何か？

英語の品詞とは？

品詞とは、簡単に言うと、「言葉の役割を表すもの」です。

こんな感じです。

名詞　→　名　→　ものを表す役割
動詞　→　動作　→　動きを表す役割

日本語と同じ品詞はありますが、役割の設定の仕方が言葉によって違います。

英語にしかない品詞もあります。

英語の品詞の種類と見分け方の手順

英語の品詞の種類は？

英語の品詞は全部で11種類です。

名詞	もの・こと・名前
代名詞	名詞の代わりになるもの
冠詞	名詞が特定できるかどうかをあらわす  位置：名詞の前
形容詞	名詞の性質や状態をあらわす 位置：修飾する名詞の前など
副詞	動詞や形容詞の状態をあらわす 位置：Be動詞・助動詞の後 　　　Be動詞以外の前
動詞	動作や状態をあらわす
助動詞	動詞に意味を付け加える 位置：動詞の前
前置詞	名詞と動詞の関係をあらわす  位置：原則、名詞・代名詞の前
接続詞	文と文の関係をあらわす 位置：文と文の間　や　文の頭
疑問詞	分からない部分をあらわす 位置：原則、文の頭
間投詞	感動をあらわす（おや！まぁ！）

品詞の見分け方　❶位置

日本語も英語も、単語が出て来る順番が決まっていますよね。
この単語が出て来る順番の要素は４つあります。

この要素になれる品詞は決まっているので、文の位置を見れば品詞の見分け方のヒントになります。

• 主語（S)
• 述語（V)
• 目的語（O)
• 補語（C)

中学校で習った五文型を思い出しましょう。

1. S+V　　　　　I laugh.
2. S+V＋O　　　I eat breakfast.
3. S+V+C　　　 I am a student.
4. S+V+O+O     I give him a bag.
5. S+V+O+C     I make him happy.

さて、これらの要素と対応する品詞は下記のとおりです。

主語(S)	名詞・代名詞
述語(V)	動詞
目的語(O)	名詞・代名詞
補語(C)	名詞・形容詞・代名詞

冠詞以外の、ここに出てこない品詞は文にあってもなくてもよい、補足的な情報をあらわします。

ですので、文章によっては「ある」とき、「ない」ときがあります。

例えば、TOEICにこんな問題があったとします。

The weather is very _ _ _ _ .  

(A)humid
(B)humidity
(C)humidify
(D)humidly

 

S+V+C　I am a student.

と同じ形ですから、空欄は「C＝補語」

名詞・形容詞・代名詞のいずれかが入ります。

上記の中で形容詞は（A)のみです。

次の章で、(A)から（D)の中から、Aが形容詞と判断するコツを教えます。

品詞の見分け方　❷語尾

品詞は語尾で見分けることができます。

上記の例題を使いましょう。

(A)humid
(B)humidity
(C)humidify
(D)humidly

（B)「-ty」は名詞によく使われる語尾です。
その他の名詞です。

community　共同体
facility　施設

(c)「-fy」は動詞によく使われる語尾です。
その他の動詞です。

modify 変更する
clarify 明らかにする

（D)「-ly」は副詞によく使われる語尾です。
その他の副詞です。

usually 普通は
gradually だんだん

次の章から、TOEICで問題になる、名詞・形容詞・副詞・動詞の語尾を詳しく紹介していきます。

名詞の見分け方

❶位置で見分ける

名詞の位置は、主語（S)か目的語(O)でしたね。

補足的な情報として現れる場合は、下表のように前置詞とつながって、前置詞句として現れることもあります。

❷語尾で見分ける

主な語尾を例に挙げますので、覚えていきましょう。

動詞の見分け方

動詞はＶの位置に表れます。

しかし、不定詞（To do)や動名詞（～ing）、分詞（~ing、~ed）という動詞に類するものは、別の位置に表れるので要注意です。

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形容詞の見分け方

❶位置で見分ける

形容詞は補語（C)、または、名詞を修飾するので、主語（S)と目的語（０）にも表れます。

名詞を修飾する場合、原則名詞の前です。
しかし下記の場合は名詞の後にもあらわれます。

❶-thing、-body、-oneがつく名詞は後
　anything, nothing, anybody, anyoneなど
 
  something special

❷no、all、everyが先行する「-able」の形容詞は後

  no bus available

❸形容詞が他の語句をともなう場合
　
 a fridge full of fruits  フルーツでいっぱいの冷蔵庫

❹高さや長さ、年齢などを表す形容詞の場合
　a girl 150 centimeters tall

※表は文字数の関係で❷まで載っています。

❷語尾で見分ける

主な語尾を例に挙げますので、覚えていきましょう。

副詞の見分け方

副詞の語尾は-lyが主です。

位置のルールは少しややこしいので、こちらにまとめました。

https://workmom.biz/english-fukushi-ichi/

複数の品詞に使う語尾

上記にまとめた語尾はあくまで「主な例」です。

複数の品詞に使う語尾をまとめましたので、例外として覚えておきましょう。

❶形容詞・動詞で使う「-ate」

動詞	形容詞
Evaluate 評価する	Appropriate 適切な
Create 創造する	Immediate 直ちに
Graduate 卒業する	Fortunate 幸運な
Activate 起動させる	Innate 生まれつき

 

英語の品詞の見分け方のまとめ

英語の品詞の見分け方についてまとめました。

TOEICのPart5やPart6に使えますから、ぜひ今回の知識役立ててください。