こんにちは。
元ワーママ公務員のきなこです。
今回は、教養のみの公務員試験合格対策についてお話ししたいと思います!
予備校通学と独学の両方で合格経験があるので、両方のメリット・デメリットを知り尽くしています。
公務員予備校比較、予備校利用時の注意点、独学の場合のノウハウをまとめました。あなたの公務員試験合格にぜひ役立ててくださいね!
目次
教養のみの公務員試験も予備校対策!オススメ予備校は?
教養のみの試験の場合も、やはり予備校で対策するのがオススメです。
予備校を利用するメリットは
- 強制的に勉強する環境が生み出せる
- 職種別の公務員試験の出題傾向を把握できる
- 膨大な範囲の科目を効率的に吸収できる
- 二次試験(面接・論文・集団面接/討論)対策ができる
教養のみの試験を受験する場合の、予備校比較についての記事はこちらです。
公務員予備校に通うだけではだめ。カリキュラムの落とし穴
予備校に通ってさえいれば、よいかというとそういう訳ではありません。
こちらは予備校のカリキュラム(講義数)を分析した表です。
カリキュラムに着目して、注意点を説明します。
一般知識分野の注意点
私が通学していたTACを例に取り上げてみましょう。
自然科学の講義数を見てみると、インプット講義は全15回です。
いいえ、よく考えてみてください。
自然科学は数学、物理、化学、生物、地学の5科目含まれているのです。
1科目に講義3回だけ、ということ。
高校三年間に学ぶ内容が3回で終わると思いますか?
1回3時間の講義が高校の数学1年分ってこと、ありますか?
それだけ凝縮した最頻出の要点を伝えてくれるということではありますが、高校の学習で予備知識がないと辛い一面もあります。
人文科学も同様のことが言えます。
社会科学は、法律・経済学部で予備知識がある人以外は、講義回数の多い予備校を選択した方がよいでしょう。
以上の通り、一般知識分野のカリキュラムは、自習や予備知識を前提とした構成なのです。
ですから、「講義だけ受けていればいい」という受け身の姿勢は危険です。
一般知能分野の注意点
数的処理は一般知識分野の自然科学と違い、難しい公式や元素記号などの予備知識は不要です。
中学程度の数学の力と、解法パターンが暗記できればよいという性質です。
解法のアウトプットに時間をかけて訓練すればよいので、講義数はそこまで気にする必要はありません。
問題は文章理解です。
どの予備校のカリキュラムでも、全体の4~7%しか占めていません。
出題数の割に、講義の回数が大変少ないのです。
一般知識以上に、自習によるトレーニングを前提とした構成であることが分かると思います。
国語や英語が苦手だった方は改めて学び直す姿勢が必要になります。
ところで、きなこは過去、TOEIC985点取得し、英語に精通しています。
実は、英語は語彙力の伸ばし方や速読の方法など、学校英語で学ばなかったノウハウを習得すると、より楽にそして効果的に点数が伸びやすいことを知っています。
公務員試験における英語の重要性や英語の勉強法は、下記でまとめましたので、ぜひ講義だけで足りなかった分を補うようにしてください。
以上のように、予備校の教養のみのコースにおけるインプットのカリキュラムは「予備知識や自習」を前提として組まれていること、注意しておいてください。
教養のみの公務員試験の面接対策
教養のみの公務員試験の場合、専門科目を含む試験種よりも、二次試験以降が勝負となっていきます。
教養のみは専門科目を含む試験種より、勉強の負担が少なくて済むので、一次試験まではあまり対策をしていない層が紛れ込んでいるからです。
二次試験は個人では過去の情報すら入手が難しく、卒業生という巨大なネットワークを有する予備校でなければ、傾向の分析や対策ができない状況です。
自治体によっては、筆記よりも面接の配点を高くするところもありますので、予備校の面接対策を活用しましょう。
3回公務員試験に合格したきなこ自身の経験を元にしたノウハウや、心理学で裏打ちされた必勝服装の記事はこちらです。
教養のみの公務員試験・独学ノウハウ&注意点
「数的処理得意だし、自習前提のカリキュラムなら独学しようかな」
と思ったあなた。
別の記事で書きましたが、公務員試験独学できる人には3つの特徴のいずれかがあります。
- 結果を出せる勉強方法を持っている人
- 理系センスが飛びぬけてる人
- 法律学部・経済学部出身の人
特に①が重要です。
ですので、数的処理が得意という理系センスのあるあなたが結果を出せる勉強方法を持っているのなら、独学を検討する価値があると思います。
独学に役立つ記事はこちらになります。
随時アップデートしていきます!
面接対策は前の章でも書きましたが、教養のみの試験種の場合、非常に重要です。
しかし、独学の場合、面接対策のみで予備校を利用できるかは、お住まいの地域によって変わってきますので、下記記事を参考にしてください。
利用できない場合は、ハローワークなどで受けられる無料の指導や、大学生なら就職課で指導してもらうということになります。
しかし、予備校では過去、採用担当だった定年後の元公務員が模擬面接の担当であったり、公務員に特化した質の高い指導が受けられます。
一次試験を突破した後の、猛者しか残っていないの二次試験以降の戦い方です。
予備校なしで面接を勝ち取れるのか、独学を選ぶ際は慎重に検討してください。
教養のみの公務員試験合格対策まとめ
教養試験のみの試験種の場合に、予備校を利用する場合のメリットと落とし穴、また、独学者が面接対策を行う場合の注意点について説明しました。
教養のみの試験種の場合も、予備校対策がオススメ
- 強制的に勉強する環境が生み出せる
- 職種別の公務員試験の出題傾向を把握できる
- 膨大な範囲の科目を効率的に吸収できる
- 二次試験(面接・論文・集団面接/討論)対策ができる
予備校の一般知識分野の講義は回数が少なめ。
講師への質問をフル活用し、自習する姿勢を大事に。
予備校の文章理解の講義は出題数の割に回数が非常に少ない。
自ら知識を復習したり、吸収すること。
教養試験のみの面接は非常に重要。
独学検討の場合、面接対策のみ受講できるか、事前に確認。
今回の記事があなたの合格に役立つこと、心より祈っています!