こんにちは。きなこです。
前置詞が全部同じに見える・・・
at、in、onってどう違うの?
そんなあなたのために。
今日は前置詞について、イメージを使って解説します。
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きなこの英語に関する実績は下記のとおりです。
- 旧帝国大学文学部言語学専攻
- カナダ留学経験あり(1年半)
- TOEIC985点取得
- 英検準1級取得
- IELTS Overall7.0
Listening8.5 Reading 6.5 Writing 6.0 Speaking 6.5※Readingでは最高8.0を得点
主な職歴は教育行政公務員ですが、国立大学研究員時代、国際労務担当として海外の労働法調査など行っていた経験があります。
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目次
英語の前置詞とは?
英語の前置詞は、日本語の「で」や「に」などに近いものというイメージです。
名詞の前に来て、時や場所・方向、方法などを表します。
文の要素である主語と補語、目的語以外に名詞を使う時は、単独で名詞は使えません。
前置詞が必要となります。
文の要素と五文型についてはこちら
それでは、主な前置詞をイメージと一緒に説明したいと思います。
前置詞のatとは?使い方とイメージ解説
前置詞のatは場所のイメージが核です。
時や目標、方向なども表しますが、全てその対象が場所のイメージで捉えられている、と考えると分かりやすいです。
主な例文
■場所
I arrived at the station.
■時・時間
I meet him at 5:00 pm.
He works at night.
■目標・方向・原因
He shot at me.
He laughed at the teacher.
■分野
I am good at math.
■状態・活動
She is at her best.
She is at school.
I spend time with my family at Christmas.
■程度
I got the bag at a high price.
解説はこちら
前置詞のinとは?使い方とイメージ解説
前置詞のinは空間のイメージが核です。
場所、時間、方法なども表しますが、全て空間の中にいるイメージで捉えられている、と考えると分かりやすいです。
主な例文
■場所
I am in the bathroom.
I live in Tokyo.
I fell in the river.
■身に付けているもの
She is in a black suit.
Men In Black
■天候・状態
I am waiting for you in the rain.
I am in the shade.
She turned away in horror.
■時間
I was born in 1990.
- 月 in October
- 季節 in summer
- 時間帯 in the morning
- 期間 in a day
- 時間軸 in the future
I will be there in five minutes.
■手段
I wrote a note in pencil.
I speak in English.
解説はこちら
前置詞のonとは?使い方とイメージ解説
前置詞のonは「接している」のが核イメージです。
ONは「上」と覚えている人も多いと思いますが、正確に言うと「表面上」です。
上下左右問いません。
手段やトピックなどもありますが、接しているイメージから派生させていきましょう。
前置詞onの使い方
主な例文
表面との接し方別で見る
❶点で接する
■くっついている状態
Her scarf is on the hook.
■接触する場所
I punched him on the cheek.
■目を向ける対象
All eyes are on the singers.
■活動している状態
I am on a business trip.
I am on the phone.
■~したらすぐ
On coming home, I turned on TV.
❷面で接する
■体を支える
I can stand on my head.
■紙面にある
He wrote his address on the note.
■相対的な位置
You will see the library on your right.
■食べ物、お金、燃料
They live on beans.
It is on me.
Most cars run on petrol.
■乗り物
I got on the bus.
■影響を及ぼす
How much is tax on a car.
■手段(音楽、テレビ、ラジオなど)
I looked it up on the internet.
❸固定する
■時間・日にち
I was born on April 1st.
■特定のトピック
I read a book on the train.
解説はこちら
前置詞のbyとは?使い方とイメージ解説
前置詞のbyは「近接している」イメージです。
Byは「~のそばに」という和訳はこのイメージを捉えています。
空間の近さから、時間の近さにも使われ、さらに抽象化したイメージに使われます。
抽象化させたイメージで、手段なども表しています。
前置詞by使い方
主な例文
❶場所
■場所に近い ※By以下の物が見える位近い
She stands by the window.
I pass by the hospital.
距離比較
I live by the ocean.
海が見える位の距離
I live near the ocean.
車で10分位の距離
■経由した道やドア
I came in by the back door.
❷時間
■○○の時間内
特定の時間に近接して
I have to hand in the report by tomorrow.
■By day/night
「~の間に」という意味になります。
■ByとUntilの違い
By=瞬間的な動作
Until=継続的な動作
❸手段
「~に近寄って」→「~を使って」
■交通手段・連絡手段など
I go to work by bus.
連絡手段:By e-mailやBy phoneなど
一般的手段:By ~ing
■受け身の行為者
I was bitten by a dog.
Ten divided by two is five.
■単位
○○という単位を使って
~によって
Pencils are sold by the dozen.
「差」
I was overcharged by 500 yen.
■準拠
I play fair by the rules.
解説はこちら
英語の前置詞イメージ まとめ
英語の前置詞のイメージについてまとめました。
英語の前置詞とは
日本語の「で」や「に」などに近いものというイメージ
名詞の前に来て、時や場所・方向、方法などを表す
前置詞のat
前置詞のatは場所のイメージが核
時や目標、方向なども表すが、
全てその対象が場所のイメージで捉えられている
前置詞のin
空間のイメージが核
場所、時間、方法なども表すが、
全て空間の中にいるイメージで捉えられている
前置詞のon
接しているイメージが核
正確に言うと「表面上」
上下左右問わない
前置詞のby
近接しているイメージ
「~のそばに」という和訳
空間の近さ
時間の近さ
さらに抽象化したイメージで手段など
前置詞のイメージを頭に入れると、表現が豊かになります。
Make、Haveなどの基礎動詞と組み合わせると、
日常身の回りのことは大体言えるようになってきます。
また、初めて見る表現も推測が付きやすくなります。
当ブログを参考に、基礎を固めていってください。
参考文献と参考URL
記述に当たっては、こちらを参考にしています。
■LONGMAN Dictionary of Contemporary English(2010)
英英辞典としてもオススメです。
リンクは改訂版です。