こんにちは。きなこです。
英語を使った仕事に挑戦したい。
公務員試験を有利に受験したい。
海外駐在や昇進の条件にも設定されることが多い700点を目指していきましょう。
700点を目指すためのPart全体のコツや勉強法、参考書などをご紹介します。
TOEICと一緒に英語力をあげたい人はこちら
TOEICの全体記事はこちら
きなこの英語に関する実績は下記のとおりです。
- 旧帝国大学文学部言語学専攻
- カナダ留学経験あり(1年半)
- TOEIC985点取得
- 英検準1級取得
- IELTS Overall7.0
Listening8.5 Reading 6.5 Writing 6.0 Speaking 6.5※Readingでは最高8.0を得点
主な職歴は教育行政公務員ですが、国立大学研究員時代、国際労務担当として海外の労働法調査など行っていた経験があります。
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目次
TOEIC700点のレベルとは
TOEIC主催団体であるIIBCが作成したProficiency Scaleを参考にすると、下記のようなことが言えます。
TOEIC スコア |
特徴 |
600 ~ 730 |
英語力 文法・構文に誤りや、表現力は不足する部分もあるが、意思疎通が可能 資格としての有効度 |
中級~中上級のレベルになります。
資格として評価されるのは600点を超えてから、です。
大学卒業後すぐの私は大体600点位。
社会人になって勉強を始めた700点台の頃は、以前と比較して、電話は事前に話すことのメモを作って、伝えたい要件をピンポイントで伝えられるようになりました。
抽象的な話も対面なら、対応できるようになってきた記憶です。
海外駐在の要件になっている会社があったり、公務員試験で上位ランクの加点があるものの、700点前後で英語で流暢に交渉ができるか?というと疑問です。
国内で英語を時々生かすなら適切だと思います。
しかし、海外で英語を生かしたり、国内でもさらに高レベルの転職を見据えたいなら700点以降も目指す必要があります。
TOEICレベルの把握方法
最近TOEICを受験していない人は、まずは模擬試験で自分のスコアを把握しましょう。
正確なレベル把握が勉強の方略を決める大事なポイントになってきます。
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TOEIC 公式問題集
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きなこが1か月で「895点から985点」にスコアアップした時使った本のプロデュースにも関わっている英語講師です。
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TOEIC対策:勉強時間の目安
TOEICスコア達成までの、目安の勉強時間は下記を参考にしてください。
縦軸が現在の点数、横軸が目標の点数になります。
目標点数 | |||
現在の点数 | 550 | 650 | 750 |
350 | 450h | 700h | 950h |
450 | 225h | 450h | 700h |
550 | 225h | 450h | |
650 | 225h |
Saegusa(1985) 一部引用・日本語訳・単位を補記:
Oxford University Press『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』P.6
つまり、現在350点の人が750点を目指すなら950時間勉強する必要がある、という意味になります。
一日3時間を毎日一年勉強したと仮定して、1095時間。
600点のところでも述べましたが、350点から700点を一気に目指すというのはオススメしません。
中学英語がまだ完成していなければ、中学英語を固めてください。
500点台をクリアした後に目指し始めるのが無理ないプランだと思います。
目標はスモールステップで定めた方がモチベーションが維持しやすいです。
350点から目指すのであっても、途中に模試等でもよいので、目標達成を確認しながら勉強を進めるとよいでしょう。
TOEIC700点対策:全体の勉強法
基本的な考え
700点を目指す方も、「全問を解かなくてはいけない」と考えないでください。
ただ600点台で解説したような、「初めから捨ててしまう」問題を極力減らす勉強に切り替えることが重要です。
- リスニング
「どうしても分からない」と焦る気持ちになってしまったら、一度気持ちを落ち着けて、次の問題へ心の準備をする時間にしましょう。 - リーディング
単語などの知識が問われている問題で、単に分からない場合、思い切って捨て(当てずっぽうでマークし)ましょう。確実に点が取れる問題に時間を取ってください。
問題文の読み方
スラッシュリーディングとは、意味のかたまりごとに区切りを入れて、読みやすくするための方法です。
スラッシュとは「/」の記号のことを指します。
これを取り入れると、英語を語順のまま、理解する訓練となり、文を読むスピードがアップします。
600点対策の記事でも紹介しましたが、700点を目指すあなたも引き続き使ってください。
スラッシュリーディングの詳しい内容は
下記記事の「問題文の読み方」へ
600点を目指していた頃より、大きいかたまりで区切れるようになっていると、理想的ですので、普段の演習で区切りを減らす習慣を取り入れていきましょう。
あくまで「文章を読みやすくする」手段ですので、減らせなければ構いません。
自然と減っていくはずです。
TOEIC700点を目指す!リスニングの勉強法(パート別)
リスニング全体
リスニング能力向上には、ディクテーションと音読が効きます。
ディクテーションは音声を一字一句文字起こしすることです。
穴埋め式で特定の単語だけ文字起こしする、と言う方法もあります。
ディクテーション詳しい記事
音読は単にテキストを読み上げることの他に、音声と一緒に読み上げる方法があります。
音読詳しい記事
テキストを見ながら、音声と一緒に読み上げるのがオーバーラッピング、
テキストを見ずに、音声にわずか遅れて読み上げるのがシャドーイングです。
700点を目指すあなたには、ディクテーション、オーバーラッピング、シャドーイング、普通の音読を次の順序がオススメです。
ディクテーションはTOEICの問題を解き、参考書の答え合わせが終わった後、行いましょう。
全部の文章はやりきれませんし、心が折れてしまったら意味がありません。
特に難しいと感じたものや誤答の文に、次の順に行ってください。
1ディクテーション
2単なる音読
3オーバーラッピング
4シャドーイング
効果が違うため、3種類取り上げました。
それぞれ下記のようにに意識が向けられます。
- オーバーラッピング:音と文字の違い
- シャドーイング:自分と見本の音の違い
- 普通の音読:自分の音声、また文の意味
全てやる余裕がなければ、❶と❷ではなく、オーバーラッピングとシャドーイングの中間みたいなものをやってみましょう。
文字を完全に見ないのは厳しい時があるはずなので、テキストチラ見ということです。
徐々に慣れていったところで、シャドーイングのみに移行でOKです。
オーバーラッピングとディクテーションの効果は共通するところがあるため、これでも大丈夫です。
音読は意味に意識が向くので、読解力向上の効果も期待できます。
ディクテーションは、一文単位でチャレンジしましょう。
また、複数の文単位でも可能な限り、チャレンジすることをオススメします。
なお、単なる音読は、自分の「音声」に意識を集中できるので、ディクテーションで聞き取った音の再現を強く心掛けましょう。
ディクテーション、オーバーラッピング、シャドーイングの効果についてはこちら。
Part1
Part | 問題数 | 時間 |
Part1 | 6問 | 約3分 |
写真に該当する内容の英文を選択する問題です。
文字は全く印刷されていないので、質問文・選択肢ともに英語で聞き取ることになります。
まずは、パート全体の記事で基本技術を確認してください。
700点を目指す人は次の二点にも注意してください。
❶動作と状態
❷位置関係
動作と状態
Part1の全体記事で、[put on]、[wear]の違いがよく出ると書きましたが、「その瞬間に行われている」と断言できない動作は不正解ということです。
例えば、この写真を描写する選択肢を考えるとします。
(A) He is standing by the window.
(B) He is hanging up the mobile phone.
(C) He has just started to talk over the phone.
(D) He is putting on his glasses.
正解は(A)です。
(B)、電話を切ろうとしているかどうか、写真では分かりません。
(C)、ちょうど話を始めたかどうかも判別がつきません。
(D)、メガネをかける動作をしていません。
このように写真から断言できない動作や状態は排除していきましょう。
位置関係
物の位置関係を問う問題は風景写真などでよく出ます。
人物が出て来る写真でも、その人物の位置関係を問う問題があります。
位置関係の表現を知らないため、不正解になることもあるので、表現を覚えておきましょう。
句表現
side by side: 隣り合っている
face to face: 向かい合っている
in a line: 縦一列に
in a row: 横一列に
parallel to ~:~に平行して
around ~:~を囲んで
across from ~:~の向かいに
動詞の表現
face: ~に向いている
be cluttered with: ~で散乱している
be set: 設置されている
be adjacent to: ~に隣接している
be deserted: 閑散としている
be located: ~に位置する
be surrounded by: ~に囲まれている
「at」など、基本的な前置詞から確認したいあなたに。
「中学校英語やり直し」で解説します。
Part2
Part | 問題数 | 時間 |
Part2 | 25問 | 約9分 |
文字や写真は全く印刷されていません。
質問文に対応する「回答」を選択肢から選ぶ問題です。
質問文や選択肢を全て英語で聞き取ることになります。
まずは、パート全体の記事で基本技術を確認してください。
記事で書いたように、冒頭の一語を必ず聞き取ることや、質問文に出てきた音に似ているものや、同じものは避けましょう。
得点源にしたいパターン
600点台で押さえていたものより、少し難易度の高いものを得点源にしていきましょう。
Part2の記事に詳細は書いています。
- 間接疑問文
応答パターンを覚えて練習❶地の文の疑問に答えるパターン
Could you tell me…
→「はい、教えてあげますよ」❷疑問節に答えるパターン
…where the meeting is held
→「5番会議室です」❸直接の応答でないパターン
→「同僚に確認してみます」 -
質問ではない「提案」「依頼」の疑問文
応答例を覚える機能 疑問文 応答例 提案 Why don’t you(we) ~ ? How about ~ ?
What do you think about ~ ?
Shall we ~ ?
○
Sure.
Why not?
Sounds good.×
I’m sorry …
I’m afraid ….
I wish I could ….依頼1
Could you ~ ?
Would you ~ ?依頼2
Would you mind ~ ?
Do you mind ~ ?×
同じ↑○
Not at all.
Certainly not. - 否定疑問文
YesとNoの感覚が日本と逆なので注意
Haven’t you met Mr. White?No, I haven’t.(はい、会ったことはありません。)
Yes, I have.(いいえ、会ったことがあります。)
- 選択疑問文
応答例を覚えるどちらでもOK Either is fine. It doesn’t matter.
両方 I like both. その他
(確認する)Let me confirm with my boss.
難易度が高いパターン
次のような普通の文(平叙文)は難易度が高いと、Part2の記事でも書きました。
- 文の始まりが疑問文でない
- 文末も「aren’t you?」などで終わっていない
600点台を目指す頃は、積極的に対策していなかったと思います。
700点を目指す方で、余力のある方は、よくあるパターンを一通り見ておくとよいでしょう。
ただし、やっぱり「答えが全く分からない」ことが起こっても、悩みすぎず、適度なところでケリをつけ、気持ちを切り替えましょう。
Part3
Part | 問題数 | 時間 |
Part3 | 39問 | 約17分 |
2人以上の会話形式の問題です。
1つの会話につき、3つ設問があります。
質問文に対応する「回答」を選択肢から選びます。
質問文および選択肢は印刷されています。
まずは、パート全体の記事で基本技術を確認してください。
記事にも書いたように、問題の先読み、設問から聞き取りポイントをつかむ、設問と会話の順番は一緒、マークの仕方といった基本事項は押さえましょう。
また、登場人物の性別に注目して、聞くよう注意してください。
さて、聞き取りのポイントは、「❶特定の情報、❷会話の全体像」の2種類に分かれるとお話ししました。
「❷会話の全体像」の方が特定のキーワードを聞き漏らしても回答できるため、一般的には「得点しやすい=難易度が低い」です。
しかし、ピンポイントでたまたま聞き取った情報が「❶特定の情報」の選択肢につながることもあるので、ケースバイケースでもあります。
❶と❷のパターン別で、難易度が低いものはもちろんのこと、中程度のものを確実に得点できるようにしましょう。
難易度が高いものも、演習を通じて練習してください。
しかし、当日仮に分からなくても気持ちを引きずらないようにしましょう。
特定の情報
難易度・低 | 難易度・高 |
手段 | 次の行動 |
上記以外が、難易度中程度のものです。
- 理由
Why does the woman/man do○○?間接的な表現や言い換えに注意してください
難易度が低い「手段」は単語単位での言い換えが想定されますが
もう少し長い単位の言い換えが考えられます。 -
何
What does the woman/man say about ○○?
What does the woman/man want to do?理由と同じです。
-
言葉の意味
Why does the woman/man say, “○○”?厳密に言うと、発言の周辺の文脈で判断します。
会話の全体像
難易度・低 | 難易度・高 |
職業、場所 話題 |
図表問題 |
上記以外が、難易度中程度のものです。
-
理由
Why is the woman/man calling?複数の理由をつなげて推測するケースがあります
Part4
Part | 問題数 | 時間 |
Part4 | 30問 | 約16分 |
1人がスピーチする形式の問題です。
1つのスピーチにつき、3つの設問があります。
質問文に対応する「回答」を選択肢から選びます。
質問文および選択肢は印刷されています。
まずは、パート全体の記事で基本技術を確認してください。
基本対策はPart3と同様ですので、同じことを気を付けてください。
❶と❷のパターン別で、難易度が低いものはもちろんのこと、中程度のものを確実に得点できるようにしましょう。
難易度が高いものも、演習を通じて練習してください。
しかし、当日仮に分からなくても気持ちを引きずらないようにしましょう。
特定の情報
難易度・低 | 難易度・高 |
時刻、手段 | 次の行動 |
上記以外が、難易度中程度のものです。
-
何
What does the speaker say about ○○?間接的な表現や言い換えに注意してください
難易度が低い「手段」は単語単位での言い換えが想定されますが
もう少し長い単位の言い換えが考えられます。 - 言葉の意味
What does the speaker mean when he/she says, “○○”?
厳密に言うと、発言の周辺の文脈で判断します。
会話の全体像
難易度・低 | 難易度・高 |
職業、場所 話題 |
図表問題 |
上記以外が、難易度中程度のものです。
-
理由
Why is the woman/man calling?複数の理由をつなげて推測することが必要になります。
TOEIC700点を目指す!リーディングの勉強法
リーディング全体
リーディング対策は次の3つの力を上げる必要があります。
❶文法力
演習を通して身に付けていくのが効率的です。
文法問題を解きながら、分からないところがあれば、文法書で辞書のように調べます。
❷語彙力
語彙力は次の方法で鍛えることができます。
語源で覚える → 体系的な理解が進む
文脈で覚える → 理解が定着する
❸読解力
読解力を上げるには次の3つが決め手です。
語彙力アップ
ディスコースマーカー(主に接続詞)の役割を覚える
英語は初めの文が重要と理解する
加えて、繰り返し英文を読む練習が必要です。
詳細の方法やオススメの参考書はこちらにまとめました。
Part5
Part | 問題数 | 時間配分目安 |
Part5 | 30問 | 10分 |
穴埋めの箇所を選択肢から選ぶ、いわゆる「文法問題」です。
700点を目指すためのPart5対策記事はこちらです。
Part6
Part | 問題数 | 時間配分目安 |
Part6 | 16問(4題) | 10分 |
1題(文書)に4問設問があります。
文法問題と長文問題が融合した形式です。
まずは、パート全体の記事で基本技術を確認してください。
基本対策はPart5と似通っています。
以下の3つの型を見分けて、問題文を全部読まなければならないかどうかを判断しましょう。
❶一文で判断できる型
前置詞、接続詞、品詞、関係代名詞
❷一文で判断できない型
接続詞、代名詞、語彙、動詞の形
❸文章挿入型
空欄に入る文章を選ぶ
空欄の位置は文頭、文中、文後の3パターン
600点台を目指した時と比較し、知識を問う問題の得点率を上げなければなりません。
文法と語彙力の強化に努めると、スコアアップにつながります。
❶一文で判断できる型
「品詞問題」は特に得点源にできるとよいでしょう。
また、関係代名詞に苦手意識がある人もいるかもしれませんが、文法問題としては解きやすいです。
こちらも得点源にしてください。
❷一文で判断できない型
接続詞、語彙は知識がなければ解けません。
動詞の形は文法+活用形の知識が必要です。
代名詞は、文法の知識の他、読解力も必要になるケースもあります
苦手とする方も多いと思うので、練習しておきましょう。
知識の問題は「知らなければ終わり」です。
見切りは早めにつけていくのは、600点を目指す頃と同じです。
❸文章挿入型
難易度が高いです。
読み取りに時間もかかりますので、時間がなければ捨てても構いません。
特に文中の穴あきは、一番難易度が高いです。
Part7
Part | 問題数 | 時間配分目安 |
Part7 | 54問(15題) | 55分 |
長文が1~3個並んでいて、長文に対する設問に答える問題です。
なお、ここで「題」とは、トリプルパッセージ(3文書の形式)でも1題と数えます。
1題に2~5個設問が置かれています。
Part7の全体対策記事はこちらです。
基本事項はしっかりこちらで押さえてください。
基本事項❶~❺はしっかりこちらで押さえてください。
- 設問から読む
- 設問と問題文の順番はだいたい一緒
- スラッシュリーディングを使う
- 接続詞などの働きで話の流れを読む
- 英語は初めの文に注目
構成別のポイント
600点を目指す頃は
文量が少なくて、設問数が多い問題から解くこと
をオススメしました。
全問解けない前提で、効率よく点数を取るためのコツです。
700点を目指す段階では、読解が得意な方は効率よいものから先にと言わず、順番に黙々と解いた方が集中が切れないかもしれません。
両方試してみて、やりやすい方で本番で使ってみてください。
トピック別のポイント
記事タイプのものは他と比べて難易度が高いです。
しかし、こちらも演習で慣れていき、コツや傾向をつかみましょう。
問題パターン別のポイント
下記の3つは、内容把握や語彙を尋ねる問題に比べると、回答に時間がかかるパターンでした。
- 概要把握
- 文挿入
- NOT
「概要把握<文挿入<NOT」の順に、回答に時間がかかる傾向にあります。
ですので、概要把握・・・の順に、優先度を上げて基本対策をしてください。
語彙を毎日の勉強で単語帳で覚えたり、文脈で覚えたりして、増やしていく必要があります。
TOEIC700点を目指す!参考書と勉強法
参考書の使い方五原則
参考書は使い方を間違えては意味がありません。
TOEIC985点を取得し、3回公務員試験に合格したきなこ必勝の基本勉強法があります。
- 同じ参考書を3回解く
- 違う分野の参考書を交互に解く
- 誤答の解説を理解する
- 良い参考書を選ぶ
- 模試は単語ボキャビルに
詳しくはこちら参考にしてください。
TOEIC700点を目指すための参考書
それぞれの記事でまとめていますので、確認してください。
リスニングパートの参考書
上記記事でご紹介した「800点」をターゲットにした
キクタンシリーズ
リーディングパートの参考書
https://workmom.biz/english-toeic-730-part5/
TOEIC700点対策:勉強法と参考書まとめ
700点を目指す人のための、TOEICの対策についてまとめました。
TOEIC700点のレベルとは
TOEIC スコア |
特徴 |
600 ~ 730 |
英語力 文法・構文に誤りや、表現力は不足する部分もあるが、意思疎通が可能 資格としての有効度 |
TOEIC700点対策:全体の勉強法
基本的な考え
「全問を解く」という考えは捨てても良い
- リスニング
「どうしても分からない」と焦る気持ちになってしまったら、一度気持ちを落ち着けて、次の問題へ心の準備をする時間にしましょう。 - リーディング
分からない問題は思い切って捨て(当てずっぽうでマークして)ましょう。
確実に点が取れる問題に時間を取ってください。
問題文の読み方
スラッシュリーディング:
意味のかたまりごとに区切りを入れて、読みやすくするための方法
600点を目指していた頃よりも、大きいかたまりで読めると◎
TOEIC700点対策:リスニングの勉強法(パート別)
リスニング全体
答え合わせが終わった後、
特に難しいと感じたものや誤答の文に
次の順に行う
❶ディクテーション
❷単なる音読
❸オーバーラッピング
❹シャドーイング
Part1
❶動作と状態
「その瞬間に行われている」と断言できない動作は不正解
❷位置関係
位置関係の表現を覚える
句表現
side by side: 隣り合っている
face to face: 向かい合っている
in a line: 縦一列に
in a row: 横一列に
parallel to ~:~に平行して
around ~:~を囲んで
across from ~:~の向かいに
動詞の表現
face: ~に向いている
be cluttered with: ~で散乱している
be set: 設置されている
be adjacent to: ~に隣接している
be deserted: 閑散としている
be located: ~に位置する
be surrounded by: ~に囲まれている
Part2
冒頭の一語を必ず聞き取る
質問文に出てきた音に似ているものや同じものは避ける
■得点源にしたいパターン
- 間接疑問文
応答パターンを覚えて練習 -
質問ではない「提案」「依頼」の疑問文
応答例を覚える - 否定疑問文
YesとNoの感覚が日本と逆なので注意 - 選択疑問文
応答例を覚える
■難易度が高いパターン
問題文・選択肢をきちんと理解して聞き取らないと正解に辿り着けない
- 文の始まりが疑問文でない
- 文末も「aren’t you?」などで終わっていない
Part3
難易度が低いものはもちろんのこと、
中程度のものを確実に得点
難易度が高いものも演習を通じて練習
■特定の情報
難易度中程度
- 理由
Why does the woman/man do○○?間接的な表現や言い換えに注意
-
何
What does the woman/man say about ○○?
What does the woman/man want to do?間接的な表現や言い換えに注意
-
言葉の意味
Why does the woman/man say, “○○”?発言の周辺の文脈で判断
■会話の全体像
難易度中程度
-
理由
Why is the woman/man calling?複数の理由をつなげて推測することも
Part4
難易度が低いものはもちろんのこと、
中程度のものを確実に得点
難易度が高いものも演習を通じて練習
■特定の情報
難易度中程度
-
何
What does the speaker say about ○○?間接的な表現や言い換えに注意
-
言葉の意味
What does the speaker mean when he/she says, “○○”?
発言の周辺の文脈で判断
■会話の全体像
難易度中程度
-
理由
Why is the woman/man calling?複数の理由をつなげて推測すること
リーディング全体
❶文法力
文法問題を解きながら、分からないところがあれば、
文法書で辞書のように調べる
❷語彙力
語彙力は次の方法で鍛える
語源で覚える → 体系的な理解が進む
文脈で覚える → 理解が定着する
❸読解力
読解力を上げるには次の3つが決め手
語彙力アップ
ディスコースマーカーの役割を覚える
英語は初めの文が重要と理解する
Part5
❶全文を読まなくてもOK
前置詞:
文法やリスニング問題を通して定着
品詞:
単語を覚えて力を付ける
all、every、eachなどの数量を表す単語:
名詞の形とセットで覚える
❷全文を読まないとダメ
語彙:
積極的に語彙を増やすための勉強
代名詞:
語彙を増やして読解力を上げていく
関係代名詞:
復習をオススメ
❸上記の❶か❷、どちらかはっきりしない
動詞の形:
受動態の理解を定着
自動詞・他動詞の形が違うものをセットで覚える
Part6
❶一文で判断できる型
前置詞、接続詞、品詞、関係代名詞
「品詞、関係代名詞」は特に得点源とする
❷一文で判断できない型
接続詞、代名詞、語彙、動詞の形
文法や語彙の知識を向上させるとよい
❸文章挿入型
文頭、文中、文後のパターンあり
文中は特に難易度が高いため、捨て問でもOK
Part7
■構成別のポイント
文量が少なくて、設問数が多い問題から解く
単純に順番に解く
→ やりやすい方を選べばOK
■トピック別のポイント
記事タイプのものは難易度が高いが
演習を積極的に行うこと
■問題パターン別のポイント
- 概要把握
- 文挿入
- NOT
「概要把握<文挿入<NOT」の順に
回答に時間がかかるため、
概要把握・・・の順に、優先度を上げて対策
語彙問題は分からない単語だったら、即見切りを
参考書の使い方
- 同じ参考書を3回解く
- 違う分野の参考書を交互に解く
- 誤答の解説を理解する
- 良い参考書を選ぶ
- 公式問題集は単語ボキャビルに
700点を取得できれば、英語を使って仕事をする活躍の場が広がります。
ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。