こんにちは。きなこです。
atは場所に使うんだっけ?
でも、in the stationとも言うよね?
どう違うの?
本日は前置詞のatについて解説します。
前置詞全体の記事はこちら
きなこの英語に関する実績は下記のとおりです。
- 旧帝国大学文学部言語学専攻
- カナダ留学経験あり(1年半)
- TOEIC985点取得
- 英検準1級取得
- IELTS Overall7.0
Listening8.5 Reading 6.5 Writing 6.0 Speaking 6.5※Readingでは最高8.0を得点
主な職歴は教育行政公務員ですが、国立大学研究員時代、国際労務担当として海外の労働法調査など行っていた経験があります。
詳しいプロフィールへ
目次
前置詞のatのイメージは?
前置詞のAtは場所のイメージです。
時や目標、方向なども表しますが、全てその対象が場所のイメージで捉えられている、と考えると分かりやすいです。
例えば、方向だと
Look at the blackboard.
黒板の方を見なさい
「黒板という場所」に目を向けよ、と言っている訳です。
それでは、詳しい使い方を見ていきましょう。
前置詞atの使い方は?
場所
基本イメージと同じなので、一番分かりやすい使い方です。
I arrived at the station.
私は駅に到着した。
時・時間
時計がピンポイントの数字(場所)を指し示しているイメージです。
I meet him at 5:00 pm.
私は午後5:30に彼に会う。
特定の時間だけでなく、特定の「時」も使います。
He works at night.
彼は夜に働く
夜は本来寝る時間なので、「活動」と結び付いているイメージです。
こういう時、名詞は無冠詞になります。
目標・方向・原因
対象物(場所)の方向に向かっているイメージです。
He shot at me.
彼は私を狙って撃った。
He laughed at the teacher.
彼は教師のことを笑った。
分野
特定の領域(場所)を指すイメージです。
I am good at math.
私は数学が得意だ。
状態・活動
そのような状態や活動の場所にいるというイメージです。
状態
She is at her best.
彼女は最高の状態だ。
- at best:最高の状態で
- at worst:最悪の状態で
- at last: ついに(=最後の状態で)
- at first:初めに(=最初の状態で)
- at most:最も多い状態で
- at least:最も少ない状態で
活動
She is at school.
彼女は学校で授業を受けている。
学校という場所と授業を受ける行動が結び付いています。
単に学校にいるだけでないことを頭に入れてください。
なお、この場合、冠詞がない「無冠詞」である点、注意してください。
他にも施設を表す、church、prison、university、collegeは無冠詞で「場所での活動」を表します。
theが付く場合は、通常の意味「場所を表す」だけになります。
I am at the school.は単に学校という場所にいるので、待ち合わせをしていたり、授業参観に行っていたり、たまたまそこにいることを表します。
こちらも似たような例になります。
She is at her desk.
彼女は仕事中だ。(机にいる)
I spend time with my family at Christmas.
私はクリスマスには家族と過ごす。
クリスマスシーズンという特定の期間、家でごちそうを食べたり、プレゼントを交換したりする活動が結び付いています。
程度
高い、低い、多い、少ないなどの位置というイメージです。
I got the bag at a high price.
私はカバンを高い値段で手に入れた。
前置詞atと他の前置詞の違いは?
場所のat, inの違い
at the stationとin the station
at schoolとin school
それぞれの違いについてまとめました。
日時や場所のat, on, inの違い
それぞれの違いはこちらでまとめました。
https://workmom.biz/english-zehchishi-at-on-in/
前置詞atとは?使い方とイメージ解説 まとめ
前置詞のatについて解説してきました。
前置詞atのイメージ
時や目標、方向なども表すが、
全てその対象が場所のイメージで捉えている
前置詞atの使い方
■場所
I arrived at the station.
■時・時間
時計がピンポイントの数字(場所)を指し示す
I meet him at 5:00 pm.
特定の時間だけでなく、特定の「時」も
He works at night.
■目標・方向・原因
対象物(場所)の方向に向かっている
He shot at me.
He laughed at the teacher.
■分野
特定の領域(場所)を指す
I am good at math.
■状態・活動
そのような状態や活動の場所にいる
ー状態
She is at her best.
ー活動
She is at school.
I spend time with my family at Christmas.
私はクリスマスには家族と過ごす。
■程度
高い、低い、多い、少ない位置
I got the bag at a high price.
■前置詞atと他の前置詞の違いは?
場所のat, inの違い
at the stationとin the station
at schoolとin school
一つずつ、辞書の定義を覚えるのは大変です。
イメージで捉えましょう。
イメージを膨らませ、多くの例文に触れると、自然と様々な意味が覚えられます。
ぜひ、当ブログも役立ててください。
参考文献と参考URL
記述に当たっては、こちらを参考にしています。
■LONGMAN Dictionary of Contemporary English(2010)
英英辞典としてもオススメです。
リンクは改訂版です。